これまでの記事ではいかにシーバスの気を引いてルアーに食いつかせるかということを考察してきましたが、今回はその前後の「キャスト」と「アワセ」について解説します。

シーバスメモ1~4 まとめ記事

2021年6月10日

キャストについて

釣果を上げるためには、広い範囲を探ること。
そのためにはできるだけ遠くにキャストすることです。
ここではキャストの距離を延ばすための方法を説明します。

飛距離を伸ばすコツ

飛距離を伸ばすために意識する簡単なコツは、斜め45度に向かってキャストすること。
45度に投げると、加えた力のロスが最も少なく飛距離に現れ、長距離を飛ばすことができます。
理想はキャスティング直後に、肩、ひじ、ロッド、ラインが一直線になること。

また、できるだけ細いラインを使用すると飛距離が出ます。
空気抵抗が少ないためで、ラインを1号変えるだけで10m以上差が出ることもあります。
特に軽いルアーを使用していた場合、まったく飛ばなかったルアーがしっかりと飛んでいくことが実感できると思います。

ペンデュラムキャスト

ペンデュラムキャストとは振り子の原理を使用した技術で、ルアーがリールの位置まで来る位のラインを出しておきます。
前にルアーを振り出しラインが前に振れたら、体を後ろにひねる。
ルアーが最も後方に到達したら体をひねって前方へ思い切りキャスト。
差をを横に振ることになるため、コントロールするのが少し難しいキャスト方法です。
自分が狙ったポイントへ投げられるように、徐々に飛距離を伸ばしながら練習します。

釣果を上げるために。キャストをするポイント

基本は、シーバスがいる場所よりも奥にキャストし、シーバスの目の前を通してリトリーブします。
ルアーの動きをシーバスにアピールします。

アワセるタイミングはヒットした状況によって違う

シーバスはルアーを巻いている途中にいくらか当たってきますが、アワセるのはシーバスの重みや引きを感じた後。
具体的には、シーバスがヒットし、走りだした重みを感じた時。
その時にロッドにシーバスの重さを乗せる、という感覚が「アワセる」という感覚です。
シーバスの口にガシッと引っ掛けるイメージでは、失敗します。
確実な重みを感じるまでは合わせてはいけません。
軽い、シーバスにかすった程度の軽い当たりが続くようなときは、釣れる当たりではないものとして、そのままレンジを探る釣りを続けてください。
割り切って確実なアタリを探るほうに切り替えることが賢明です。

遠投後にヒットした時のアワセ

遠投後、ルアーが水に落ちてひと巻きしたとたんにかかった場合は巻きアワセで対応します。
ロッドを立てるアクションで合わせるのではなく、リールを速く巻いてアワセることを言います。
遠投で着水した時というのは、ルアーの着水までに出た糸がたるみ、ルアーに的確に力が伝わりにくい状態です。
とにかくまず糸を速く巻いて、シーバスまでラインが一直線になるまで巻きます。

ルアーのフォール途中でヒットした時のアワセ

バイブレーションやメタルジグを投げ、ボトムまで落としている最中にヒットした場合です。
フォール中にヒットした場合はラインの動きが止まり、糸がたるみます。
その状態になったらシーバスがヒットしたサインなので、遠投直後のヒットと同じく早くリールを巻いて糸フケを取ることが必要です。

トップ、サブサーフェイスでヒットした場合のアワセ

逆に水面付近でヒットした場合はアワセを焦ることは禁物です。
合わせるタイミングは、これこそシーバスの重みを感じてから。
それはシーバスがヒット直後にこちらを向いている時ではなく、反転して少し走り出したとき。
トップウォーターではシーバスの姿が見えるのでこちらも興奮しがちですが、アワセが早いとエラ洗いされてばらしてしまいます。

最後まで気を抜かない

シーバスの釣果を上げるために、さらに一つ。
リールを巻き終わってルアーを回収しようとしたその時、ここもシーバスがヒットするチャンスです。
この時のルアーは水面に向かって泳ぐベイトに似た挙動で、シーバスにとっておおきな魅力を放っています。
水深のある場所や潮流の状態によっては非常に有効なので、最後にルアーを回収する際も少しアクションさせるよう心掛けることです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
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