前回はレンジ(層)について話しましたが、今回はシーバスが生息している場所と、大まかな釣り方を説明します。

シーバスメモ1~4 まとめ記事

2021年6月10日

港湾部

都市部でシーバスを狙うとすれば、まず港湾部。
大きな船が止まれるよう底が深く、シーバスにとって絶好の活動地形。
東京湾や大阪湾などの都会でシーバスを狙っている人をよく見かける。

明りの周辺

シーバスは暗い場所にひそみ、明るい場所にいる餌を狙っています。
そのため、水面を常夜灯などの明かりが照らしているその外側にルアーを落とします。
そしたらトップ、ミドル、ボトムの順でレンジをルアーを変えながら探っていきます。

障害物の周辺

障害物よりもやや先にキャストするのがコツです。
障害物は小魚の隠れ家ですが、そこから出てくるベイトを狙っています。
シーバスがいるのはベイトが隠れている場所の周辺で、地形に変化があるところ、水流の変化があるところにいます。

潮通しがよく海流のあるところ

シーバスは活性が高い場合、流れの中にてベイトを待っています。
回遊していればヒットの可能性が高いです。
ここでは潮目を探します。
潮目とは違う海流が隣り合う変化のある所。
これは立体的に考えます。
ルアーを一定のスピードで引いていても、水の抵抗が強かったり弱かったり変化する場所があります。
そういう変化があるところをシーバスは非常に好みます。

海底に起伏があるところ

起伏のある場所は魚全般に言えることですが、プランクトンなどの餌が豊富なため魚が集まっています。
船が入ってくるルートは水深があり、そういったところではバイブレーションで海底を舐めるようにトレースしてください。
海底近いと根掛かりすることもありますが、ここは積極的に攻める価値があります。
起伏に富んだ海底はシーバスがいついています。

工場などの排水口の周り

排水口からは暖かい水が流れ、そこにはシーバスの餌となる小魚が集まってきます。
特に水面には群れで泳ぐボラの幼魚がおり、それはシーバスにとって最高のターゲットとなっています。
そのボラの幼魚の群れの中にまぎれてフローティングミノーを通す、あるいはその下をシンキングペンシルでゆっくりと探ってみてください。

河川

川は障害物も多く、流れの変化にも富んでいます。
そのようないいポイントも多いのですが、河川は港に比べて潮の満ち引きで足場が変化します。
干潮で露出した岩場や泥地に注意してください。

橋脚周り

障害物でもある橋脚は橋の影や水深という好条件がそろい、シーバスが好んでいついています。
攻める際はまず下流側を広くフローティングミノーでチェック。
上流側は橋脚の周囲に流れ込む水流を狙ってキャストします。
そして橋脚周辺にバイブレーションを底まで沈めてから巻いていく。
この時、橋脚にルアーをぶつけるくらいの際ギリギリにキャストします。

消波ブロック帯

川にも護岸のためテトラポットのような消波ブロックが施設されている場所があります。
このブロックの際ギリギリにフローティングミノーを通す、あるいはトップウォータープラグを小刻みに左右にドッグウォーキングさせて狙ってください。

川の流心

流心とは、その川のほぼ中心辺りにあり、水深と流速、水量が最も多いところ。
しかし中央を通っているとは限らず、川のカーブ外側の岸にある場合も多く、攻める岸川で釣り方も違ってきます。
川の状況により、以下の釣り方を使い分けます。
流れが緩やかな場合・・・12cm前後のフローティングミノーやシンキングペンシルを流心に遠投
流れが強い場合・・・やや上流にキャストして流れに乗せながらゆっくりとリトリーブ
水深がある場合・・・バイブレーションでボトムを探る

水門、排水口付近の流れや他の川が流心と合流する場所

水門付近など規模の大きな流れ込みは、川の流心と流れが変わる絶好のポイントになっています。
広い場所では飛距離の出る12cm前後のフローティングミノーをつかい、全面を探ります。
そして水深があるなら特に釣果が期待でき、バイブレーションで底を探ってください。

サーフ(砂浜)

広大な砂浜が続く釣り場では、どこも同じように見えます。
しかし変化がないようでも、シーバスがいる場所がどこなのかを状況から判断しなくてはいけません。
ここでも重要なのは海底に変化のある場所を探すことで、これを見分けるには海面の波の立ち方に注目します。
海底の地形が周囲と異なっている場合は波が渦巻いている、高いなどの変化も発生があります。

急に深くなっている海岸

波打ち際から急激に深くなっている海岸があります。
ここはほぼ遊泳禁止の場所なので、地元の情報や看板の注意書きなどから判断できます。
この形状の海岸では、浅い場所にいるベイトを深くなる際でシーバスが狙っています。
そのため波打ち際から近い場所でのヒットがあります。

遠浅の海岸

ここまでベイトを追いかけてくるシーバスは非常に活性が高く、ルアーに食らいつく可能性が高い。
そのためベイトの多い遠浅の海岸は、シーバスをルアーで狙うのに向いています。

沖の消波ブロック周辺

沖へ向かって消波ブロックが続く場所はシーバスに限らず絶好の釣り場。
シーバスの餌になるベイトが豊富です。
満潮前後で水深が深くなった時が狙いで、干潮時なら沖のほうを狙います。
トップからボトムまでしっかりと探ってください。

障害物の周辺

海底に木の根や流木が沈んでいる場所があれば、ベイトが豊富な可能性があります。
朝夕にシーバスがボイルしているなら、根がかりを気にせずトップを探ることで釣れますが、シーバスが潜っているときは根がかり覚悟で底を探ることになります。
バイブレーションやメタルジグを落とし込んで、障害物を避けるようルアーをコントロールします。

河口部

海に川の水が灌ぐ河口部は、主流の変化、淡水と海水が混じりあう汽水域の発生により、シーバスフィッシングにとって絶好のポイントとなります。
特に雨が降って川の水が濁ると、川のベイトが魚が海へ流れてきます。
そうなればシーバスが多く河口部へ集まってくるため数が釣れる可能性大。
この時は川から流れ込んできたベイトが浮力も手伝って水面近くを泳ぐため、トップやサブサーフェイスを狙ってください。

シーバスがいるところにルアーを投げる

シーバスがどこにいるのか、それはベイト(餌)がいるところ。
そして流れと地形の変化があるところ。
大まかにどんなところにシーバスが生息がいるのかを紹介しました。
次の記事からは、シーバスが季節によってベイトを変える、ベイトのパターンを紹介します。

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